2026.04.28
賃貸ノウハウ
鉄筋コンクリート(RC)造の賃貸とは?木造や鉄骨との違い、住むメリット・デメリットを初心者向けに徹底解説!

「鉄筋コンクリート造の賃貸の特性ってなに?」「鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造の違いについて教えて!」このような疑問や悩みを抱えている方も多いでしょう。
鉄筋コンクリートは、多くの賃貸物件で採用されている一般的な建物構造です。
身近な存在であるため、あまり疑問を持たずに選ばれることも多いでしょう。
本記事では、鉄筋コンクリート造の特性を深掘りするとともに、木造・鉄骨造との違いや、鉄筋コンクリート造の賃貸に住むメリット・デメリットについてもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
鉄筋コンクリートとは?

鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄筋を組み込み、強度を補強した建築構造のことです。
別名「RC造」とも呼ばれ、高層ビルやマンションなどの大型建築物にも広く使用されています。
コンクリートと鉄筋がそれぞれの弱点を補い合うことで、高い強度と耐久性を実現できるのが特徴です。
耐火性・断熱性・遮音性にも優れているため、鉄筋コンクリート造の賃貸物件は快適に長く住み続けられる住居として人気があります。
鉄筋コンクリート造の5つの特性

鉄筋コンクリート造には、次のような特性があります。
- 地震に強い「高い耐震性」
- 火事に強い「優れた耐火性」
- 室温が安定しやすい「断熱性・気密性」
- 生活音が響きにくい「遮音性」
- 長く住める「高い耐久性」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
地震に強い「高い耐震性」
地震には「縦揺れ(圧縮方向)」と「横揺れ(引張方向)」があります。
鉄筋コンクリートは、コンクリートが圧縮に強く、鉄筋が引っ張りに強いという特性があるため、地震の両方の揺れに耐えられる構造となっています。
ただし、地盤の状態や設計によっては耐震性が十分でない場合もあります。
「鉄筋コンクリート造=必ず耐震性が高い」とは限らないので注意しましょう。
火事に強い「優れた耐火性」
鉄筋コンクリート造は、燃えにくい無機質な素材であるコンクリートを使用しているため、火災にも強い構造です。
1,000℃を超える高温に数時間さらされても、構造体としての強度を維持できると言われています。
また、建築基準法でも「耐火構造」として定義されており、法律的にも火災に強い建物と認められています。
室温が安定しやすい「断熱性・気密性」
鉄筋コンクリート造は気密性に優れており、外気が室内に入りにくい構造です。
これにより冷暖房の効率が良くなり、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を保ちやすくなります。
また、「内断熱」や「外断熱」などの施工によって、断熱性も高めることが可能です。
長く快適に暮らすためには、気密性と断熱性の両方を意識して物件を選ぶと良いでしょう。
生活音が響きにくい「遮音性」
鉄筋コンクリート造は、コンクリートの高密度・高質量によって、優れた遮音性を発揮します。
隣室や上下階からの生活音が伝わりにくいため、賃貸物件で多い「音トラブル」のリスクが軽減されます。
一般的なRC造の遮音等級(D値)はD-50程度で、日常生活音や会話が気にならないレベルとされています。
ただし、配管音や足音などの床衝撃音は完全に防げない場合もあるため、内見時に確認することをおすすめします。
長く住める「高い耐久性」
鉄筋コンクリート造は、耐久性にも優れています。
法定耐用年数は47年ですが、定期的なメンテナンスを行うことで、100年以上使用可能な建物もあります。
構造耐久年数は約130年とも言われており、他の構造と比べても非常に高い耐久性を誇ります。
そのため、数十年間住み続けられるお部屋を見つけたい方は、鉄筋コンクリート造のお部屋を選ぶのがおすすめです。
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【特性別】木造・鉄骨造との違い

ここからは、以下の特性ごとに構造別の違いを見ていきましょう。
- 耐震性
- 耐火性
- 耐久性・気密性
- 遮音性
- 耐久性
1つずつ順番に見ていきましょう。
比較①:耐震性
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造には、以下の耐震性の違いがあります。
| 構造 | 耐震性の特性 |
| 鉄筋コンクリート造 | コンクリートと鉄筋の強みを重ね合わせ、縦・横揺れどちらにも強く、全体的な耐震性に優れている。 |
| 木造 | 軽量で揺れの負担は小さい。年数が経過すると、耐震補強で耐震性を高める必要がある。 |
| 鉄骨造 | 軽量かつ鉄骨のしなやかさで地震エネルギーを分散できる。 |
耐震性は、鉄筋コンクリート造がもっとも優れています。
木造や鉄骨造は、鉄筋コンクリート造と比較すると、耐震性に劣ります。
そのため、耐震性にこだわりがある方は、鉄筋コンクリート造の賃貸物件を選ぶのがおすすめです。
比較②:耐火性
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造には、以下の耐火性の違いがあります。
| 構造 | 耐火性の特性 |
| 鉄筋コンクリート造 | コンクリート自体が燃えづらいため、1,000℃超えの高温でも強度を維持できる。 |
| 木造 | 加熱性が高く、火災時に燃焼・炭化しやすい。 |
| 鉄骨造 | 被覆がないと高温で強度が落ちるが、耐火被覆により性能向上が高まる。 |
耐火性も、鉄筋コンクリート造がもっとも優れています。
木造は、木材を主としているため、火が燃えやすいです。
鉄骨造も同様で、被覆をしていないと、燃え広がりやすい構造になります。
耐火被覆をすることで、鉄筋コンクリート造に近い耐火性を実現できます。
比較③:断熱性・気密性
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造には、以下の断熱性・気密性の違いがあります。
| 構造 | 断熱性 | 気密性 |
| 鉄筋コンクリート造 | 低い | 高い |
| 木造 | 高い | 普通 |
| 鉄骨造 | 低い | 普通 |
鉄筋コンクリート造は、素材自体の断熱性に劣るものの、密度が高いコンクリートを使用しているため、気密性には優れます。
適切な断熱施工を実施することで、木造に近い高い断熱性を実現可能です。
鉄骨造は、断熱材の断熱性・気密性ともに、鉄筋コンクリート造や木造に劣ります。
そのため、断熱施工は必須と言えるでしょう。
比較④:遮音性
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造には、以下の遮音性の違いがあります。
| 構造 | 遮音性の特性 |
| 鉄筋コンクリート造 | 高密度素材で空気音・衝撃音の遮断性が高い。 |
| 木造 | 遮音性が最も低く、音が伝わりやすい。 |
| 鉄骨造 | 木造と同等の遮音性能で、施工により左右される。 |
遮音性能は、鉄筋コンクリート造がもっとも優れています。
鉄筋コンクリート造は、密度の高いコンクリートを使用しているため、音の振動音や衝撃音が伝わりづらくなります。
木造や鉄骨造は、素材自体の遮音性能が低いため、遮音材などの施工が必要不可欠です。
遮音性が低い賃貸物件に住むと、近隣とのトラブルに発展することが増えるため、高い遮音性能を誇る鉄筋コンクリート造を選ぶのがおすすめです。
比較⑤:耐久性
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造には、以下の耐久性の違いがあります。
| 構造 | 法定耐用年数 |
| 鉄筋コンクリート造 | 47年 |
| 木造 | 22年 |
| 鉄骨造 | 34年 |
建物構造の1つの指標になる法定耐用年数で見ると、「鉄筋コンクリート造」>「鉄骨造」>「木造」の順で耐用年数が高くなります。
鉄筋コンクリート造は、適切なメンテナンスを実施すれば100年以上の耐久性が期待できる構造です。
木造や鉄骨造も、メンテナンス次第で寿命を延ばすことは可能です。
しかし、鉄筋コンクリート造ほどの耐久性はないため、長期間の活用は期待できません。
鉄筋コンクリートの賃貸に住む5つのメリット

鉄筋コンクリートの賃貸物件に住む際、以下のメリットを感じられます。
- 「音」に関するトラブルが軽減される
- 室内のデザインを楽しめる
- 冷暖房の効率が良い
- 地震を不安に感じる必要がない
- 火が燃え広がりにくい
それぞれ順番に紹介していきます。
「音」に関するトラブルが軽減される
鉄筋コンクリート造は遮音性に優れており、生活音が隣室や上下階に伝わりにくくなっています。
そのため、騒音トラブルのリスクが低く、快適な生活がしやすいのが特徴です。
騒音トラブルは近隣関係を悪化させ、最悪の場合は引っ越しを余儀なくされるケースもありますが、鉄筋コンクリート造であれば安心して暮らし続けられます。
室内のデザインを楽しめる
鉄筋コンクリートは、構造的に強度が高く、広い空間を柱や壁で細かく区切らずに設計できるため、開放的な間取りや個性的なレイアウトが可能です。
また、気密性に優れているため、コンクリート打ちっぱなしの壁や天井、素材そのものを活かしたモダンな内装デザインを実現したお部屋にも暮らせます。
鉄筋コンクリートのお部屋は、全体的におしゃれな室内デザインが多い傾向にあるため、おしゃれな部屋に住みたいという方におすすめです。
冷暖房の効率が良い
鉄筋コンクリート造は気密性が高く、外気の影響を受けにくい構造です。
冷暖房の効きが良いため、少ないエネルギーで快適な室温を保つことができます。
光熱費の節約にもつながるため、経済的負担を軽減させられます。
ただし、窓の性能が低いと外気が侵入するため、窓の断熱性や気密性にも注意が必要です。
地震を不安に感じる必要がない
鉄筋コンクリート造は耐震性に優れており、横揺れ・縦揺れの両方に強い構造です。
しかし、1981年以前に建てられた物件は旧耐震基準の場合もあるため、築年数を確認することが大切です。
地震を不安に感じる方は、築年数を確認したうえで、賃貸を選ぶようにしましょう。
火が燃え広がりにくい
鉄筋コンクリートは、耐火性が優れているため、火が広がりにくい構造になります。
仮に、火災が発生しても、広がりにくいため、賃貸物件全体が火事に巻き込まれるリスクが軽減されます。
火災に不安を感じる方で、安心して暮らしたい方に、鉄筋コンクリートの賃貸はおすすめです。
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鉄筋コンクリートの賃貸に住む3つのデメリット

メリットの多い鉄筋コンクリート造の賃貸ですが、以下のようなデメリットもあります。
- 結露やカビが発生しやすい
- 歩行時に足に負荷を感じる
- 家賃が高めに設定されている
それぞれ順番に確認していきましょう。
結露やカビが発生しやすい
鉄筋コンクリートの賃貸物件は、気密性が高く調湿性が低く、室内に湿気がこもりやすく、結露が発生しやすい傾向にあります。
特に冬場は外気温との差で結露が起こりやすく、放置するとカビの原因にもなります。
定期的に湿気を逃がすためにも、空気の換気が必要です。
結露を放置しておくと、カビ発生の原因にもなるため、注意が必要です。
鉄筋コンクリート造の賃貸物件に住む場合は、定期的な換気や除湿対策を徹底しましょう。
歩行時に足に負荷を感じる
鉄筋コンクリートは、表面の躯体がコンクリートになります。
畳やフローリングを敷いたとしても、コンクリートの硬さは足に伝わります。
日常生活において、足裏や膝、腰などに負荷がかかりやすく、長時間の立ち仕事や歩行の際に疲れを感じやすい傾向にあります。
また、鉄筋コンクリートは転倒した際の衝撃も大きいため、怪我がしやすいというリスクもあります。
畳やフローリングのうえに、ラグやカーペットなどを敷くことで、足にかかる負担を軽減させられます。
家賃が高めに設定されている
鉄筋コンクリート造は、木造や鉄骨造に比べて、建築費用が高額です。
また、鉄筋コンクリート造は住宅性能も高いため、建物自体の価値も高く評価されています。
そのため、家賃が高めに設定されている物件が多く、経済的に負担を感じる方も少なくありません。
家賃を抑えたい方は、鉄筋コンクリート造ではなく、木造・鉄骨造の賃貸物件に住むのも1つの選択肢です。
鉄筋コンクリートの賃貸に関するよくある質問

最後に、鉄筋コンクリートの賃貸に関するよくある質問にお答えしていきます。
鉄筋コンクリートを使用している賃貸の情報を深掘りするので、ぜひ最後までご覧ください。
鉄筋コンクリートの寿命はどれくらい?
鉄筋コンクリートの寿命は、法定耐用年数で47年になります。
法定耐用年数は、主に税務上の減価償却や資産価値の計算に用いられる年数であるため、実際に住めなくなる年数ではありません。
適切なメンテナンスを行えば、100年以上住み続けることも可能です。
たとえば、外壁塗装や屋根塗装、室内のリフォームなど、さまざまなメンテナンス方法があります。
鉄筋コンクリート造の建物に、これらのメンテナンスを定期的に実施することで、100年以上住み続けることも可能です。
鉄筋コンクリート造と他の構造で家賃に差はある?
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造の賃貸では、家賃差が発生します。
家賃差が発生する理由は、以下の通りです。
- 建築コストが建物構造によって異なる
- 建物の性能面が異なる
鉄筋コンクリート造と木造、鉄骨造では、建築コストが大きく異なります。
鉄筋コンクリート造の方が建築材料や階数、規模などが木造、鉄骨造よりも大きくなるため、その分家賃が高くなるのです。
また、先述したように鉄筋コンクリート造は建物性能に優れています。
建物性能が優れる分、住みたいと考える人も増えるため、物件としての競争率が高まります。
その結果、木造や鉄骨造よりも家賃が高くなる傾向にあります。
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鉄筋コンクリートの特性を理解し賃貸物件を選ぼう!

鉄筋コンクリートは、耐震性・耐火性・遮音性・気密性・耐久性に優れた構造です。
その性能の高さから、賃貸住宅としても多く採用されていますが、必ずしも「すべての物件が優れている」とは限りません。
築年数や設計、断熱・遮音性能など、個々の物件によって差があります。
後悔のない部屋選びをするためには、本記事を参考に、鉄筋コンクリート造の特性を正しく理解したうえで、物件を選ぶようにしましょう。
この記事を書いた人



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